愛犬と釣りが大好きなおじさんの日記

ダイエット中のおじさん

群発頭痛 その6  病名判明

群発性頭痛という病名の判明


忘れもしない35歳の春ごろ、八丁堀で仕事をしている際、いつものように群発期になりました。

ネットで脳神経外科を検索していると1軒の病院が目に留まりました。先生の評判が良く、口コミでの評価も非常に高かったです。

電話をし症状を伝えたところ、すぐの受診に対応してくれました。

職場から少し離れた川沿いの病院です。今まで数多くの病院に頭痛の件で受診しました。ほとんどが大学病院や大きな病院です。

当時その病院はこじんまりとした、町の診療所みたいな所でした。


院長先生に診てもらいました。(当時は先生は院長しかいなかったのかもしれません)

どうせMRI、MRA撮って、結果、脳に異常は無く、片頭痛ですと診断されると思っていました。

院長先生にはいろいろな病院で検査してもらい、診断は片頭痛といつも言われている旨伝えました。


症状を伝え始めると、院長先生からすぐに痛みのレベルや痛みの発症間隔、痛みが発症するときの前触れの症状や期間など次々と質問をしてきます。


その後MRIなどいつもの検査を行い、脳に異常がない事を確認した後に院長先生から「群発性頭痛」という言葉を初めて聞きました。



院長先生の説明は、ほぼ群発性頭痛でしょう、群発頭痛片頭痛とは違います。

今は原因がはっきりとはわかりません。

まだこの頭痛の事を把握している病院の先生は少ないです。

最近少しずつこの頭痛の事が浸透してきている状態です。

他の病院で片頭痛と診断されても仕方がない。

今まで使用していた痛み止め数種類、効果はないと思います。

この頭痛は今のところ完治しません。

発症の原因もわかっていません。長く付き合っていくしかない。

そうすればいつかは原因わかり治療もできる可能性はありますと。



院長先生「とてもつらいでしょう、痛みの強さは尋常じゃないですよね」と言ってくれました。

わたくし多分笑顔になっていたかもしれません。泣いてはいませんが目に涙を浮かべていたと思います。

やっと痛みのつらさやこの症状を理解してくれた人に会えた喜び。

原因わからず、治療法も無いといわれても、病名がわかっただけでこれほどの解放感。

こちらの病院を受診してよかったと心から思いました。



新しい薬を処方してもらいました。

群発性頭痛の痛みを緩和するといわれている薬が今2種類ある。

今回処方する薬に効果が見られなければ次の薬を試しますとの事。

効果があるといっても治療薬ではありません。痛みの度合いを下げる効果との事。

イミグランという薬を処方されました。

この薬は片頭痛に効果がありますが、群発性頭痛に対しても痛み度合いを下げる効果があるとされています。

錠剤の場合は痛みが始まってから飲んでもあまり効果が無い。

群発性頭痛の予兆が現れた段階で服用すれば効果が期待でき、点鼻薬は痛みが始まってしまった場合にも効果があるを言われました。



錠剤は当時の記憶で非常に高価な薬で点鼻薬はさらに高かったです。

わたくし、この痛みが緩和されるのであれば値段は関係ありません。



わたくし、錠剤と点鼻薬両方とも処方してもらいました。

でも最初は点鼻薬でなく錠剤を使用してくださいとの事。

イミグランは当時日本で承認されて日が短いとの事でした。


その翌日に痛み発症。

この時は痛みの予兆時に錠剤を使用。

痛みの時間が短くなりました。

痛みの強さは多少軽減された感じですがのたうち回るレベルの痛みには違いません。

でもこの事は私にとってすごい事です。

30から40分程度痛みの時間が少なくなったと思います。

薬を飲むタイミングが良かったのでしょう。



その後も痛みは襲ってきます。数日間、薬の効果を実感ました。


また、完全に睡眠中に発病した時は、すでに痛みレベルはMAXです。

痛み出してから錠剤をのんでも効き目がないとの事で、その時だけは点鼻薬を使用しました。

この点鼻薬、痛み出してから使用しても、今までと比べて痛みの時間短くなり効き目ありました。



その数日後、群発期の真っただ中に院長先生のところに再診。

薬の効果があった旨お伝えいたしましたところ、薬が効いたのならば確定でしょうと、正式に「群発性頭痛」と診断されました。

その後、転勤するまで2年弱、こちらの病院でお世話になりました。

      群発性頭痛  その7  病名判明後  に続く・・・・